低身長についての記事がしばらくぶりになってしまいました💦
来週は2度目の定期検診があります!!
またどれくらい大きくなっているか、楽しみです💛
ホルモン治療とはどんなもの?
成長ホルモン治療・・・自宅で成長ホルモン製剤を毎日、もしくは週に数回注射する治療です。
以前にもお話しましたが、春は毎日注射をするようにしています。
この「成長ホルモン製剤」について詳しく説明していきます。
1956年に人間の脳下垂体から成長ホルモン製剤の抽出に成功し、成長ホルモン分泌不全性低身長の子どもに対する効果が実証されたそうです。
1975年から日本でも使用できるようになり、1988年から遺伝子組換え成長ホルモンが治療に使用されるようになりました。
「遺伝子組換え成長ホルモン」が登場する前、成長ホルモン治療は週に2~3回の筋肉注射でした。
しかし「遺伝子組換え成長ホルモン」の登場によって、使用できる量が増え、週に6~7回の皮下注射へと治療法が変わりました。
更に、軽症の方にも適用されるようになり、より高い成人身長が得られるようになりました!!
皮下注射と筋肉注射の違いはこちら⇓
皮膚と筋肉の間にある皮下組織というところに注射します。ワクチンやインスリンなどがこの方法をとっています。
一般には吸収がゆっくりで、効果が長く続きます。インスリンの中には速く吸収されるものもあります。
◆筋肉注射
皮下注射より吸収が速く、皮下注射では痛みなどが強い薬の時に行われます。
じゃあ、取り敢えず打っていればいいのね!?
という訳ではありません。
成長期の子どもに行うデリケートな治療方法であり、治療の効果も個人差があります。
成長ホルモン治療を続けている間は、医師による定期検診がとても重要になるのです!!
治療効果はどうなのか
成長ホルモン治療を開始すると、多くの子どもが最初の1~2年の間に大変大きな効果を示します。
このことをキャッチアップグロース(追いつき現象)と呼びます。
特に、成長ホルモンの分泌不全が強い子ほど、より急激なキャッチアップグロースがみられるそうです。
治療を開始して年月が経つと、伸び率は徐々に減少していくことがほどんどです。
そして、注射をしても普通の子どもと同じくらいの成長率になります。
同じということは、もう効果が出ていないということなのか・・・?
いいえ、そうではありません。
注射で不足している成長ホルモンを補っていることで、普通の成長率を示しているのです!!
「伸び率が、注射をしてない子と一緒になったし~」と思い込んで、勝手に治療を辞めるのだけはしないでください!!
だいたい、治療開始後3年目にー2SDを超えていた人の約85%で、成人身長が正常化していたそうです。
つまり、治療開始から3年までの治療が大変重要になってきます!!
成長ホルモン治療にはどんなものがある?
成長ホルモン製剤の多くは粉状です。
ただし粉状をそのまま使用するのではなく、注射の直前に溶解して使用します。
注射の直前に溶解・・・?
難しそう・・・
私も溶解するタイプなら、なかなか踏み出せなかったと思います。
しかしいまは、溶解する必要のない液状のものが広く普及しており、注射器も針が細く痛みの少ないペン型が広く使われています!
春は「溶解する必要がない液状かつ、針が細く痛みの少ないペン型」の注射器です!
因みに写真は、1本使い切った時の物です。
1本使い切ると、「春はこれだけ頑張ったんだな」「使い切るほど月日が経ったんだな」と思います。
また、春は使用していませんが、針を隠して恐怖心を和らげる補助具もあります!
「針が見えていると、どうしても怖い」という子どもさんは、ぜひ主治医に確認してみてください!
治療の副作用について
成長ホルモン治療には、大きな副作用はありません。
初期に一過性の頭痛や発疹、また軽度の肝機能障害や尿潜血が起こることがありますが、治療を中止するほど深刻なものではありません。
また、注射をすると代謝が高まり甲状腺ホルモンが低下することがあります。この場合は、甲状腺ホルモンを補えば問題はないです。
更に、成長ホルモンには血糖を上昇させる働きがあります。
血糖が上昇するということは、糖尿病や耐糖能異常が出る・・・?
そう心配する方もいるでしょう。
しかし、実際にはインスリンの分泌も上昇するので、糖尿病などが起こるのは非常にまれなことです。
「副作用がでるかもしれない」と言われると、途端に不安になりますよね。
でも、風邪を引いた時に飲む風邪薬も、頭痛の時に飲む頭痛薬も、薬というものは何かしら副作用を持っています。
「低身長」と診断され、治療をするかどうか決める時。
背が低いことをリスクと取るか、注射をした後に起こるかもしれない副作用をリスクと取るか。
それはご家族できちんと話し合って決めてください。
そして、万が一でも何かあった時に早期に発見するために、定期検診は必ず受診しなければなりません!!
日本ではある報告も
「成長ホルモン治療による白血病の発症率が高い」
上記のような報告があったそうです。
ですが、その後の疫学調査で「腫瘍などで放射線治療や化学療法を受けていたり、白血病を合併しやすい病気を持った人では発症率は高い。」しかし、そのようなリスクのない人は一般頻度と差がないという結果が出たそうです。
日常生活において注意すること
成長ホルモンの注射をしているからと言って、何か制限があるわけではありません☆
修学旅行などで2~3日ほど留守にする場合は、注射を休んでもかまいません。熱があってしんどそう・・・そんな時も、無理に打たなくても構いません!
ただ、特に何もないのであれば、毎日継続して行うことで効果が期待できるので、忘れずに注射しましょう!!
まとめ
何かを毎日継続する・・・それはなかなか大変な事です。
春は「成長ホルモン治療」の注射、輝は「喘息治療」の吸入。
2人とも毎日継続してしなければなりません。
正直、面倒くさがりなにっしー母なので「あ~今日まだやってない。しないとな~」と寝る準備をする頃にウダウダ考えています←
どうにか毎日2人とも欠かさずミッションをこなしていますが、早く1人で出来るようになってくれ~というのが本音です。
まだ2歳と4歳に何言ってるんだよ~って感じですよね💧
輝は、きっと良くなったら終わりですが、春はまだまだ何年もあります。
たまに愚痴っと言う時もありますが、2人の為、まだまだ奮闘したいと思います!
☆おまけ☆
春も輝も「ご飯」が大好きです!
今までは普通のご飯だったのですが、最近はごっちゃんごはんというものを混ぜて炊いています!!
ごっちゃんごはんってなに??って思いますよね。
ごっちゃんごはんには、成長ホルモンの分泌を促す作用のあるタンパク質がたくさん入っているんです!!
・サーロインステーキなら190g分
・卵白なら7個分
・ヨーグルトなら6杯分
・さつまいもなら2427本分
タンパク質は成長期に欠かせないもの。
しかしタンパク質だけではダメ。他にも栄養素がたくさん必要💛
更には、成長ホルモンをサポートする「アルギニン」を300mgも配合して下さっているんです!!( ゚Д゚)
成長ホルモンの注射をしているけれど、他に家でも出来ることはないか。
輝は「パルミコート」の副作用で身長の伸びが少し悪くなるかも知れないと言われた・・・
その時に悩んで見つけたのがごっちゃんごはんでした。
いろいろ補助食品あるのに、なんでこれ??
そうも思いますよね。
取り敢えず、継続しないと意味ないので毎日食べれるもの。面倒ではないもの。手軽にとれるもの。で探しました!
ごっちゃんごはんは、ご飯だから毎日食べるから手軽だし、作り方もとっても簡単!!
そう、入れたり混ぜたりするだけ・・・!!
面倒くさがりな私には持ってこいです✨
春も輝も全く気付かず、普段通りパクパク食べてくれるので安心しています^^
ごっちゃんごはんでより拍車をかけて、ぐんぐん伸びろ~~~!!!!
ここまで読んで下さって、ありがとうございました。^^
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